冬を味わう時間
「好きな季節はいつですか。」
お客様からそうお尋ね頂いたら、まず冬の美しさをお話ししています。
最も冷え込みの厳しい時期には氷点下20度前後となるTAPKOPの冬。
ここでの冬のひとときを少しご紹介します。
冬の朝。
晴天の日は地表の熱が空へ逃げていく「放射冷却」により、大きく気温が下がります。
辺りの樹枝は凍りついて、太陽の光が差す方向では空気中の水蒸気が小さくキラキラと輝いてダイヤモンドのよう。
寒さを忘れてしまうほど、その美しさに胸が躍ります。
客室にある暖炉へ焚べるのは、火持ちのよいナラ材の薪。
空気量を調節しながら、ちょうど良い火加減を探る時間もまたここでの冬ならでは。
積雪直後の雪はふわふわと柔らかく、目を凝らすと結晶が綺麗に見えます。
大人も雪遊びしたくなるような雪質です。
スノーシューで雪の上を歩くのも楽しい過ごし方。ツアーの手配も、どうぞお任せください。
館内にも貸し出し用のスノーシューやソリがございます。
※ガイドツアーは事前予約制となります。
日の短い道東の冬。
元旦を過ぎると徐々に日が伸びていくのを感じますが、活動は早めの時間がおすすめです。
周辺は、美幌峠、摩周第一展望台、硫黄山、屈斜路湖など真冬でも他のシーズンと変わらず訪れることができる観光スポットが数多く揃っています。
ぜひ日本でも有数の寒さを体感できるこの季節に、お出かけください。
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