緑美しき夏に湖畔を走る
春を知らせる桜前線がやってくると、北海道東部はようやく新緑の季節を迎えます。
5月後半から「グリーンシーズン」と呼ばれ、あらゆる草木がそれぞれに芽吹き、日を追うごとに新緑から緑が美しく深まっていきます。
TAPKOPから湖畔沿いを進む、北海道道52号屈斜路摩周湖畔線はその名の通り、2つの湖を巡ることができる主要道路。多くのお客様がご滞在中や、その前後にこの道を通っていかれます。
道路の両脇から樹木が生い茂る夏、緑のトンネルを潜りながら進んでいくと、時折屈斜路湖の湖面が見られ、反対側には原生林が広がっています。
コタン、池の湯、砂湯などで湖を眺めながらの休憩もおすすめ。
道中はエゾシカ、キタキツネ、エゾリスなどの出会いにも注意して。
屈斜路湖から川湯温泉方面に進むと硫黄山(アトサヌプリ)に到着。
常時観測火山でもある活火山アトサヌプリの力強い噴気。
駐車場に車を停め、5分ほど歩くと噴気孔からモクモクと煙が上がる様子や硫黄の針状結晶を見ることができます。
さらに進んで摩周第3展望台からは、硫黄山(アトサヌプリ)とその背後に佇む屈斜路湖が見て取れます。
冬季通行止めの影響により、ここに足を運ぶことができるのは、例年4月末ごろから11月初頭まで。
(冬季は摩周湖へお越しの際は摩周第一展望台へ。)
阿寒摩周国立公園を代表する景勝地である屈斜路湖畔、硫黄山(アトサヌプリ)、摩周湖を眺められる展望台へ道は続いています。
途中で地場産の牛乳を使用したアイスクリームや、流通が少なく幻と称される摩周蕎麦を頂くのも良いでしょう。
TAPKOPからおよそ55キロほど、概ね2時間ほどで周遊することができます。ご宿泊にあわせて、屈斜路湖と摩周湖、表情豊かな二つのカルデラ湖と活火山アトサヌプリをめぐる旅はいかがでしょうか。
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